川湯の森スノーシューハイク

・場所 川湯の森(川湯ビジターセンター~つつじケ原)

・参加者 Y(リーダー、記録)、N(サブリーダー)、O、W、K、S、O

・実施日2026年3月1日 ・行動距離3.4km

・累積標高差141m ・活動時間3時間  ・天候 晴れ ・気温 0℃

予定変更が導いた、森との出会い

当初はオプタテシケヌプリ登山を予定していましたが、現地で鹿猟解禁初日と判明。ハンターの方から流れ弾の危険性について助言を受け、安全を最優先に川湯の森へと目的地を変更しました。

結果的にこの判断が、静かな森と向き合う贅沢な時間へとつながります。

川湯ビジターセンターで双眼鏡を借り、野鳥情報を確認。Oさんから双眼鏡の使い方やバードウォッチングの注意点を丁寧に教えていただき、いざ森へ。装備だけでなく「見る目」を整えてから歩き出せたことが、今回のトレッキングの質を一段引き上げてくれました。

Oさんから双眼鏡の使い方についてレクチャーを受ける

原生林の息づかいと、火山が育てた森

最初に足を踏み入れたのは、鬱蒼としたアカエゾマツの原生林。
静寂の中に立つ巨木の迫力に、思わず足が止まります。日の当たる場所ではシャクナゲがひっそりと息づき、幹には大きな穴。クマゲラの仕業と聞き、森が今も生きていることを実感します。

シジュウカラやハシブトガラの軽やかな動き。
澄んだ空気と森の匂いに、自然と呼吸が深くなっていきました。

やがて白樺林へと抜け、森は一気に明るくなります。その先にはイソツツジの群落。
この地は摩周岳や硫黄山の噴火による酸性土壌、さらに硫黄山の火山ガスによって特異な植生が形成された場所とのこと。火山の営みが、今の景観を作っていると知ると、風景の見え方が変わります。

100haのツツジ平原と、心震える一瞬

イソツツジテラスに到着。
硫黄山、かぶと山、ぼうし山を望みながらの休憩は格別でした。軽食と温かいコーヒー。視界いっぱいに広がる約100haのツツジとハイマツの平原に、思わず声が出ます。

なぜこの低地にハイマツがあるのか。
火山ガス(硫化水素など)の影響が考えられるとのことですが、自然の造形の不思議さにただただ感動するばかりでした。

帰路ではアカゲラを発見。
OさんのSWAROVSKYのスコープを通して見ると、羽毛の柔らかさや瞳の輝きまではっきりと分かります。何度も丁寧にピントを合わせてくださり、そのたびに新しい発見がありました。機材の性能の高さにも驚きましたが、それ以上に「見せてくれる人」の存在が、この時間を特別なものにしてくれました。

予定変更から始まった山行でしたが、結果的に森と鳥をじっくり味わう豊かな時間となりました。

川湯の森は、歩くたびに発見がある場所です。
季節を変えて、また訪れたいと思わせてくれる森でした。

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