クテクンベツ川遡行 山行報告

日時 : 2025年8月17日(日)
参加者 : T(リーダー)、F(サブリーダー)、N、M(記録)

予定
7:00 登山口発 → 11:00 山頂 → 14:30 登山口着

結果
7:00 登山口発 → 10:30 撤退 → 14:00 登山口着


山行の背景と全体像

この日は午後から雨予報。あらかじめ「早めに撤退」の可能性を視野に入れての出発でした。
メンバーはいずれも日頃からクライミング活動を続けているため、これまでで最も山頂に近づけた山行。しかし相手は自然、そして沢の水。増水には勝てず、潔く撤退を決断しました。結果的に登山口に戻った頃、ちょうど強い雨が降り出し、「あの判断で正解だった」と胸を撫で下ろすことに。


沢の表情と冒険心

水量はおおむね膝程度、場所によっては腰まで浸かる深みもありました。曇天の下では水が冷たく、体に沁みるような感覚。それでも晴れの日ならば心地よい清涼感となるはずです。

行く手には小滝が連続。脇の巻き道を見つけて越えるか、滝そのものを直登するか――場面ごとに判断が求められました。ロープを使った登攀もあり、自然に挑む冒険そのもの。「沢登りは冒険だ」というメンバーの一言が、全員の実感を代弁していました。ルートを探し、登り方を工夫し、時には持ち物や自然を味方につける。沢登りの醍醐味を存分に味わえた時間でした。


クテクンの滝をめぐって

核心部ともいえるクテクンの滝。ここは支流を詰め上がり、途中で藪漕ぎを強いられ、さらに別の支流を下降して本流に合流するという迂回ルートを選びました。
「踏み跡のようなもの」を頼りに進む道は決して明瞭ではなく、滑りやすい足場と沢靴の組み合わせが歩行を一層難しくしました。行きで笹を倒したはずが、帰りにはまた別の道を通っていたほど。沢登りの核心は、時に滝そのものではなく、こうした「道なき道」に潜んでいるのかもしれません。


撤退の決断

10:30、標高670〜680m付近。頂上(995m)まではとても30分では届かないと判断し、撤退を決断。
その選択は結果的に正解でした。下山完了と同時に雨が強まり、もし頂を強行していたならば増水や視界不良の危険に直面していたでしょう。


今後への展望

今回も頂上には届きませんでした。しかし「くしろ山岳会としての宿願」として、いつか必ずクテクンベツ川を突破し、頂に立ちたい。そんな新たな目標を胸に刻む山行となりました。

自然に挑むスリル、仲間との連帯感、そして最後の一手で下した決断――それらすべてが、この沢登りを一層深い冒険の物語にしてくれました。

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