山岳会に入るメリットは?

くしろ山岳会の紹介

縦走や雪山、沢などのバリエーションルートも行ってみたい。クライミングにも興味があるけど、一人ではできない・・・。

単独登山の限界を感じたり、一緒に登る仲間が欲しい、レベルアップのため技術や知識を身につけたいと思ったら、山岳会に入ることをおすすめします。

一般的に山岳会とは、縛りが強かったり、敷居が高い印象があるかもしれません。

そんなこともあってか、今は登山愛好家の大多数が山岳組織に所属しない、いわゆる未組織登山者です。

ひとりで登る気楽さや、気の合う仲間と自由気ままに登るのも良いものですが、山岳会に所属するからこそ得られるメリットもたくさんあります。

まずは、山岳会がどのような組織なのか説明します。

 

 


山岳会とは?


山岳会とは登山愛好家の団体です。

数人単位の団体から、数千人単位の全国組織の会もあれば、地域的なもの、職場や学校単位などがあります。

地域や職場、学校単位となれば、その性質上、会員になれる人はその地域に住んでいる人や社員、学生などに限られてきます。

年齢制限や初心者限定といった制限を設けているところもあれば、紹介者が必要な団体、誰でもウェルカムな団体もあります。

活動内容は、沢登りに特化、尾根歩きの低中山が中心、オールラウンド、海外遠征も行う本格派など、会によって様々です。

所属する会員も、夏山しかやらない、クライミングだけ参加する人など、それぞれの興味や得手不得手で活動形態が異なるのが一般的です。

このような団体が寄り集まって、大きな山岳組織を作っているところもあります。

当会が加盟している北海道山岳連盟は、北海道各地の84山岳会からなる組織で、くしろ山岳会は北海道山岳連盟の下部組織になります。

さらに、北海道山岳連盟は公益社団法人「日本山岳・スポーツクライミング協会」という全国組織に加盟しています。

それにより、登山に関する最新の技術、知識、情報などが上部組織から伝えられ、地方に住んでいてもトップレベルの内容に触れることが可能になります。

 

 


山岳会に入る3つのメリット


❶レベルアップできる

クライミング

安全を確保してくれる仲間がいるからこそできる

アウトドア活動は経験値がモノを言う世界です。

数々の失敗を重ね、どうしたらもっとうまくできるか、知恵が身についてくるもの。

登山では、読図や気象、救急救命など多岐に渡る分野の技術や知識をフル稼働して問題を回避し、突発的なトラブルに対応したり解決する能力が求められます。

独学では、長い年月を費やす必要があるでしょう。

山岳会に所属すると、自分の経験にプラスして、経験が豊富な会員から、積み重ねた知恵や知識、技術を受け継ぐことができます。

多くの人が「山岳会に入ってよかったと思えること」のトップに「レベルアップ」を挙げています。

歴史のある山岳会には代々受け継がれてきたものがたくさんありますし、研修会や講習会などを熱心に開催している山岳会なら、最新の情報に接することができるでしょう。

 

❷仲間ができる

冬山 ラッセル

雪山では、交代しながらラッセルできるので、仲間の存在はありがたい

登山には、仲間と登る楽しみがあります。

経験を共有することにより、年齢や性別、職業などの枠を超えた友人関係を築くことができるのは、山岳会の醍醐味です。

縦走登山やテント泊で重装備のときに仲間がいれば、テントや調理器具などの共同装備を分担することができ、ひとりの負担が少なくなって行動に余裕が生まれます。

雪山やアイスクライミング、ロッククライミングなど、自分ひとりで挑戦するには難易度が高いものも、お互い切磋琢磨して刺激し合える仲間がいれば、挑戦へのハードルが低くなって始めやすくなるでしょう。

仲間の影響で、動植物や地質、カメラ撮影などの楽しみが増えた人も多く、世界が広がるきっかけになります。

 

❸山岳会に入れなければできないことがある

グループ山行

自分でできて、人に教えられて、ようやく一人前

リーダーやサブリーダーは、山岳会でしかできない経験と言っても過言ではありません。

同じようなレベルの仲間や自分ひとりで登るのとは違い、山行のリーダーやサブリーダーは、計画段階から、年齢、体力、登山経験もさまざまな人たち全体を考慮しなくてはいけません。

自分のことだけ考えればいい山行とは、責任の重さも違えば、得るものも比較にならないほど多くなります。

経験を重ねていくうちに、気付いたら自分自身の登山内容も変化してレベルアップしていた、ということに。

登山のバリエーションも豊かになり、未知の山域や山行が可能になります。

 

 


山岳会の選び方


一緒に山に行くのですから、住まいの近くにある会を探すのがベストです。

そのうえで、自分が求める山行スタイルや雰囲気に合った会を、事前にリサーチして選ぶといいでしょう。

特に会の雰囲気は重要なポイントです。

男性ばかりだと女性にとって居心地が悪く感じることもありますし、会員の年齢構成でも雰囲気は変わってきます。

さらに、土日休みではない人が週末だけ活動している会に所属しても、思い通りに山に行くことができず、足が遠のいてしまうでしょう。

活動の詳細や、会の雰囲気を知るには、見学するのがいちばんです。

可能であれば、いちど山行を共にしてみるといいでしょう。

 

 


くしろ山岳会の紹介


くしろを象徴する画像

くしろ山岳会は、2018年4月1日に発足した北海道釧路市を拠点とする山岳会です。

 

会の目的と運営方針


生涯スポーツとしての登山を通じて、会員同士の親睦と安全な登山技術、知識を追求していくことを目的として下記活動をします。

  •  登山ならびに自然に親しむ催し
  • 登山技術と知識の普及活動
  • 登山に関する研修会、イベント、講習会等の開催
  • 入会希望者向け情報発信(Web等)

役員、会員問わず、お互いを尊重して運営を行います。

誰もが入会しやすく、楽しく活動できる山岳会を目指しています。

 

主な活動内容


定例会 :毎月第1火曜日19:00~ 

研修会 :毎月第1火曜日20:00~(定例会と同時開催)

・座学による講習会

>安全で快適な登山のための知識や技術を学びます

例:コンパスの使い方、ロープワーク、脱水と熱中症対策など

定例山行:月1~2回程度

・無積雪期登山(5月~10月)

>道内の山を主に、尾根歩きを中心に、沢登りやクライミングを行います

>親子登山会を開催します

 

・積雪期登山(11月~4月)

>山岳スキー、スノーシューによる冬山登山を行います

>山岳スキーのゲレンデ基礎練習を行います

このほか、会員有志で個人山行を行うこともあります。

山岳指導員資格などの資格取得を目指す方がいれば、会で応援します。

義務として参加しなければならない行事はありません。

ご家庭の事情や仕事の都合などを最優先に考え、ご自分の興味やスケジュールに合ったものを選んでご参加ください。

 

組織


  • 代表   :1名
  • 事務局  :1名
  • 会計   :1名
  • 会計監査 :1名
  • 理事   :若干名

2019年4月、北海道山岳連盟に正式に加入しました。

公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会の北海道山岳連盟所属の下部組織となります。

 

入会について


本会の目的(会則)に賛同いただける方ならどなたでも入会できます。

  • 年齢制限なし
  • 山行経験は問いません
  • 初心者大歓迎

なお、入会に際して、山岳保険の加入は必須となります。

山岳保険のことをよくご存じない方には、事前に説明をいたしますので、ご安心ください。

 

未成年者の入会について


未成年者の入会は、保護者の【同意】を条件に入会を認めています。

山行の集合場所までの送迎や備品購入などの【支援】も必要になりますので、何卒ご了承ください。

 

会費


年会費4,000円とし、ご家族で複数入会の場合は2人目以降3,000円。

未成年者については3,000円とします。

 

 


ぜひ見学におこしください!


登山スタイルは多様化してきています。

単独、夫婦や気心の知れた仲間同士、山岳会に所属して組織として登る、ツアー登山もあれば、最近ではSNSで募集した人とその時だけパーティを組むスタイルも登場しています。

もしも山岳会に入ることに魅力を感じたら、くしろ山岳会への入会も選択肢のひとつに加えてみてください。

くしろ山岳会では、一緒に登山を楽しみ、学び、会を育てていく仲間を募集しています。

見学、お試し山行、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせください!

問合せフォームはこちら

 

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