クマネシリ岳〜ピリベツ岳 縦走(途中撤退)山行記録
11月9日
参加者: K(リーダー)、N(サブリーダー)、F(記録)、T、N
行動距離: 4.6km 累積標高差: 約705m
コース定数: 9 タイム: 6時間15分(ヤマップ基準で標準ペース90〜100)
天候: 晴れのち曇り 気温(麓): −2℃
登りはじめ ― 薄雪と静寂の森を抜けて
林道や駐車場にはうっすらと雪が積もり、ツボ足での出発。
登山道にも新雪が被さり、夏道のトレースを何度も見失いながらのスタートです。
序盤は青空がのぞく穏やかな天気でしたが、標高を上げるごとに霧が立ち込め、あっという間にガスの中へ。
雪で足を取られ始めた頃、数人が早めにチェーンスパイクや軽アイゼンを装着。
しかし標高が上がるにつれて雪はどんどん深くなり、やがて全員が装着することに。
それでも膝下まで沈むラッセル状態では、軽アイゼンの効果は限られました。
山頂直下 ― 白と風と、心の声
山頂直下の急登は、積雪20〜30cmほど。
「12本爪アイゼンが欲しい…」そんな言葉がつぶやかれるほどの斜面。
尾根に出ると今度はハイマツの上に雪が積もり、踏み抜くたびに体力を奪われます。
強風が顔に吹きつけ、眺望もほぼゼロ。
細尾根をよろめきながら進む中、ふと心の中にこんな問いが浮かびました。
「俺はなぜ、こんなところにいるんだ?」
しかし考えてはいけません。前を向くだけです。

クマネシリ岳山頂 ― 見えないピーク、それでも確かな達成感
ようやくクマネシリ岳の山頂に到着。
しかし視界は真っ白、標識も見つからず。
予定よりも倍の時間を要し、この先の西クマネシリ岳への縦走は断念。
即下山の決断に、メンバーの一人が思わず叫びました。
「やっと帰れる!」
その言葉に皆が笑い、心の底からの安堵が広がりました。
「無事に帰れる」──その実感こそが、何よりのご褒美です。


下山 ― 苦楽を共にした仲間と、青空のご褒美
下山を始めると、嘘のように雲が晴れ、視界が開けていきます。
「下山時にだけ晴れる」登山あるあるに苦笑しつつ、白銀の山並みをしばし堪能。
尻セードで急斜面を滑り降りると、あっという間に林道へ。
シーズン前の雪山に翻弄されながらも、仲間と共に挑んだ時間は何ものにも代えがたいものでした。
寒さと疲労の中で味わった一体感と笑顔――それが次の山への力になります。


メモ
今回のクマネシリ岳は、登頂こそ果たしたものの縦走は叶わず。
しかし、厳しいコンディションの中でチームワークを確認できた貴重な山行となりました。
次こそ晴天の稜線で、ピリベツ岳まで歩き通したい!

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