ユニ石狩岳 山行記録
日時:2024年8月25日(日)
当日の参加者は9名で、私はもう中年のくせに久々に最年少として参加しました。笑
当日の天気予報は、曇り/少雨であり、気温も上がらないとのことであったため、汗かきの私は、行動着の替えを持たずに出発しましたが、このことで結果的に難儀しました。
序盤は、なだらかな樹林帯の登山道であり、徐々に標高を上げていきます。この時点で、風がなく蒸し暑かったため、結構汗をかいてしまいました。
標高1300mから十国峠までは、標高差400mを登る区間で、急登区間があります。十国峠に到着する頃には、上半身が自分の汗でずぶ濡れになっていました。
十国峠からユニ石狩岳の頂上までは開けている登山道であることから、曇り空のガスガスの中、風にさらされることで汗冷えするのではと不安になり、たまたま羽織のシャツを持ってきていたので、十国峠で上半身はだかになり、そのシャツに着替えました。
着替えることで、無事頂上にたどり着くことができましたが、頂上までの間でまた汗をかいたので、頂上での休憩中に寒くなってきました。
ここで活躍したのが、夏山用ミドルレイヤーとして常備している、OMM社のコアフーディーであり、素材のプリマロフトアクティブは、濡れに強いというフレコミだったので、再度上半身はだかになり、濡れた素肌の上に直接コアフーディーを着ると、着た瞬間から暖かく、濡れは全く気になりませんでした。
実を言うと、今の私には遅ればせながらメルカリのブームが到来しており、このコアフーディーもメルカリで安く購入したもので、ユニ石狩岳の山頂にて、心の中でメルカリに感謝したことは言うまでもありません。笑
そんなこんなで無事に下山しました。ユニ石狩岳で、2回も上半身はだかになったのは、後にも先にも自分だけだろうと、強い自負が生まれています。
下山時刻は、早くに出発し、また、登山口近くに車を停められてこともあり、予定よりもかなり早いものでした。
しかしながら、早く下山できた要因は、7月に参加した白雲岳山行でも感じたことでしたが、皆さんテキパキ登る体力があり、適切なタイミングで休憩するよう声を掛け合い、それぞれの経験で着替えや補給などにおいて無駄な行動がないことが大きいと感じました。
このことは、長年山岳会で共に活動し、メンバーお互いを理解している団体行動の賜物であるなぁと、当日夜の自宅にて、ぼんやり考えていました。
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編集後記
体温を奪う現象は4つあります。
- 対流:風で熱が奪われる
- 伝導:金属や地面など、冷たいものと接したときに熱が奪われる
- 蒸発:濡れた水分が蒸発するときに熱が奪われる
- 放射:自分の体から発する熱
報告者のように汗で着衣が濡れた状態で風に当たると、夏でも低体温症になります。寒さが進むこれからの季節は、より一層注意が必要です。
さて、こんな知識もた~だ山に登っているだけでは得られません。山岳会の研修会や山行で多種多様な経験をしたなかからの学びだと思うのです。
続く⤵
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