芦別岳(新道)山行報告

芦別岳山頂
  • 8月28日(日)曇り時々小雨 出発時気温19℃
  • メンバー8名
  • 標高差1399m 片道6.4キロ

明け方まで小雨が続き、前線が東に遠ざかる状況のため、ややしばらく雨が残ると判断して雨具を装着して出発。時々小雨が降りましたが、風が弱く暑くも寒くもない条件でした。開始のペースが速めだったので、鶯谷よりゆっくり歩くようにしました。麓の町は見えるものの、残念ながら遠くの展望はありませんでした。

芦別岳

芦別岳は夕張山地の最高峰1726mです。日高山脈と同時期に造山運動により盛り上がり、およそ1000万年前頃出来上がったといわれています。山容は険しく、荒々しい山です。登山道では所どころ深緑色の岩が見られますが、これはかんらん岩が変質した(じゃ)(もん)岩で、ジュラ紀(2億1千年前~1億4千年前)のもの。本来は地中深いところにしか存在しませんが、造山運動で地上に露出しました。

芦別岳

登山道脇が岩崖になっている個所があります。植生でおおわれているので崖の存在に気づきずらいですが、致命的な事故になる可能性がありますので、地形図を確認してリスクを認識することが大切です。認識できないことは回避できないといいます。

前半は樹林帯で展望がありません。条件によっては熱中症の懸念があります。また東向き斜面であるため、登りでは朝の日射しを背中側から浴びて、首に暑さを感じやすいでしょう。登る時期に適するのは、雪渓が溶けて熱中症のリスクが低い【秋がオススメ】です。

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9月はウペペサンケ山、クテクンベツ川遡行、白雲岳避難小屋テント泊山行と続きます。

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