ウペペサンケ山(糠平富士)山行記録

参加者11名

登り5時間、下り4時間、休憩計1時間

歩行距離約14km、登降1380m

今回は、十勝の山を愛してやまない熱血漢・我らが夏山リーダーTさんが山行リーダーでした。サブリーダーは、最近、日高攻略でTさんとタッグを組むYさん。ただ、この二人だと、急登を求めて見境なく道なき道に突入するリスクが否定できない(?)ということで、今回は統括責任者にSさんが任命されました。ま、保護者みたいなもんですかねww

リーダーが事前に下見してくださり、大勢で時間がかかることも勘案して、目的地は糠平富士となりました。本峰より10mちょい低いですが、地元の方にはここも含めて全体がウペペであるとのこと。まあ、周りから眺めても、山頂部の平らな稜線が印象的な山ですもんね。

当日は晴れ。今年の夏の会山行はなかなか天気に恵まれませんでしたが、ようやくそこそこすっきり晴れてくれました。

朝5時に糠平温泉に集合し、ショートカットコースの入り口まで乗り合わせて移動(駐車スペース少ないです)。やや苦労しながら駐車し、登り始めました。

最初の先頭はもちろんリーダー、ペースは抑えると言っていたのに、登れる嬉しさが滲み出てしまい、そこそこいいペースで進んでいきます。林道の崩壊後に最近整備されたこのコース、2回の渡渉がありますが、そこも含めてよく整備され歩きやすいです(整備してくださった方に感謝です!)。渡渉では、慎重に倒木の上を渡る人、気にせずじゃふじゃふ石の上を跳ぶ人、性格が表れます。

ウペペサンケ山

楽しくおしゃべりしながら歩くうち、50分ほどで登山口に到着。ここで先頭がサブリーダーに交代し、小休憩をいれて登り始めます。サブリーダー先頭でややペースが調整されて、しかし着実に高度を稼いでいきます。天気が良いので気温も上がり、樹林帯で風もなく、みんないい汗をかきました。

1399ピークの手前の急登を上がると稜線に。這松帯に入り日差しが照りつけ、体感気温は更に上昇。しかし、東大雪の素晴らしい眺望で暑さも苦になりません。さらに、1595ピークの手前の急登を超えると、一気に山頂稜線の眺望がひらけます。東は糠平湖、西は十勝岳連峰から先週登った芦別岳辺りまで一望できました。

糠平富士標識

眼前の糠平富士のピーク以外視界を遮るもののない稜線をじりじり登って、10時40分頃に山頂へ。ほぼ計画通りのスピードで進んで来ましたので、本峰は目指さずにここで折り返すことに。山頂には、糠平富士の標高の記載された「ウペペサンケ山」とかかれた山頂標識もあります。残念ながら雲で北側の眺望は得られず、ニペソツ山は拝めませんでしたが、みんで楽しく話をしながら昼休憩をとりました。

少しガスが増えてきたので下り始めます。帰りはみんなスタスタ降りていく。周りをよく見ると、葉の色が変わり始めている木々もちらほら。樹林帯まで降りてくると、東尾根ということもあり、14時過ぎにもかかわらず辺りは薄暗くなりました。秋の足音は着々と近づいています。北海道の夏は短いですね。去りゆく夏に、ちょっと寂しくなりました。

ウペペサンケ山

多くの人は、最終水場の湧き水を飲んで元気を取り戻します。ショートカットコースの二度の渡渉も誰もドボンせずに無事にクリアし、下山しました。コース上は目立った危険箇所もなく、笹刈り・這松の枝刈りも行われていて、作業してくださった地元の方の愛を感じる登山道(byリーダー)です。

去りゆく夏を惜しみつつ、と〜っても楽しい一日でした。

(おわり)

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お次はクテクンベツ川遡行です。

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