黒岳野営場2泊、お鉢平めぐり
黒岳野営場2泊、お鉢平めぐりに行ってきました。
1日目はあいにくの天気。
シトシトと降り続く雨の中、縦走装備を担ぐつらいスタートとなりました。
しかしながらメンバーは全員が昨年の雨のトムラウシ山の経験者。
そんなことは盛り込み済みです。
このようなときは低体温症に注意です。
熱を産出するために、こまめに炭水化物を摂取しながら登りました。
黒岳石室に到着した時も雨が降り続いており、雨天のテント設営です。
フライシートをかけるまでのわずかな時間で、テント内が「いけす」と化しました。
洗車用のセームタオルでせっせと水を吸い取り、鍋に水を貯めては排水します。
そんなこんなでバタバタした初日ですが、深夜には雲一つない満点の星空となりました。
夜には山風が吹きます。
下降気流が発生するため、日中曇りでも、夜は晴れることがあるのです。
うれしいことに、この夜は5千年に一度地球に接近するネオワイズ彗星を肉眼で観察することができました。
2日目は軽装備で、大雪山奥地にあるお鉢平カルデラ巡りへ
3万前にできたカルデラは、今よりもはるかに高い山が噴火して陥没しました。
直径は約二キロですが、このサイズよりちいさければ火口となり大きければカルデラといいます。
絶妙な大きさですね。
北鎮岳、中岳、間宮岳、新井岳、松田岳、北海岳を経由して石室に戻りました。
3日目は下山
最終日は天候に恵まれました。
日帰り登山者がわんさか登ってきました。
山はいつも良い天気とは限りません。
条件によって初級の山でも上級と化します。
なかでも山中泊山行は、多少条件が悪いときでも行動しなければならないことが多く、様々な状況に即応する技量が問われます。
この経験は糧となることでしょう。
次回の山行は、シイシカリベツ川 三ノ沢ルートです。
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