雌阿寒岳(阿寒湖畔コース)の定例山行を行いました
6月3日(日)、足寄町と釧路市にまたがる雌阿寒岳(阿寒湖畔コース)で定例山行を行いました。
新入会員2名が加わって、くしろ山岳会も賑やかになってきましたよ。
雌阿寒岳には登山コースが3つあり、険しさや登山時間などによる評価では、全てのコースが初級とされています。
ただし【見晴らしがきけば】の話。
とくに、阿寒湖畔コースは、剣ヶ峰付近でハイマツ帯から抜けると、スターウォーズに出てくる砂漠のような砂礫地帯となり、登山道が不明瞭になります。
目標物となるものが乏しく、霧で見晴らしが悪い時などにルートファインディングが難しくなるため、地図とコンパスが使えない人にはおすすめできません。
今回の山行では、全員が地図とコンパスを駆使し、要所で進行方向の確認と、沢地形など周囲の状況を地図と照らし合わせていきましたが、途中の雪渓でコースを見失いかけました。
ただし、読図さえできれば、こんなに面白いコースはありません。
地樹林帯、ガレ場、古くは硫黄の採掘をしていた噴気口など、変化に富んだ地形が楽しめて、距離の長さ(往復12.4km)を感じさせません。
今回はさほど時間が経っていない熊の足跡を発見。
そばにいる仲間の存在を心強く感じたのは言うまでもありません。
山岳組織は、登山を通して、年齢も価値観も違う仲間と出逢える良さがあります。
仲間が増えていく楽しさを実感した山行にもなりました。
次回の定例山行は、6月24日(日)大雪山「三笠新道コース」です。
アイゼン歩行の難所があるため、参加条件は冬山経験者のみとしています。
今後、アイゼン歩行の座学と実践練習を予定しています。
くしろ山岳会では、新規会員を募集しています。
ご興味のある方は、問い合わせフォームから是非ご連絡ください!