もしも噴火したら?火山登山で役立つ情報をまとめた「しおり」ができました
釧路地方気象台や釧路市などが、雌阿寒岳登山者にむけて、火山に登るときの注意事項をまとめた「しおり」を作りました。
雌阿寒岳は、日本百名山に数えられていることもあって、年間12,000人を超える登山者が訪れますが、その多くが雌阿寒岳が火山であることを意識せずに登っているのが実状です。
現在は「噴火警戒レベル1(平常)」ですが、平成27年7月には火山活動が活発になり「噴火警戒レベル2(火口周辺規制)」を発表しています。(同年11月に警報解除)
登山ブームの火付け役「日本百名山」のなかでも、著者の深田久弥が阿寒の地を訪れたとき、雌阿寒岳は噴火による入山規制で登ることができなかったとの記述があります。
小規模な火山活動を繰り返している、れっきとした火山なのです。
気象台などが作ったこの「しおり」には、スマホで入手できる各種情報のQRコードも記載されています。
噴火速報を受信できるアプリがあるんですね。さっそくダウンロードしてみました。
登山中は情報を自分で取りにいくのが難しいので、自動でお知らせしてくれる「プッシュ通知」がありがたい。
紹介されている気象庁ホームページのレーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)も便利なので、ブックマークしておくといいでしょう。
1時間先までの予想を5分刻みで見ることができるので、天候の急激な変化に対応するときに、判断材料のひとつとして使えます。
レーダー・ナウキャスト(気象庁ホームページより)
これらお役立ち情報がまとめられた「火山への登山のしおり」は、雌阿寒岳の登山届ポストや市などに置かれています。
「そっちまで行けません」という遠方の方のために、しおりで紹介されているサイトを一部リンクしておきます。参考にどうぞ!
◆気象庁の火山登山者向けの情報
➜気象庁「火山登山者向けの情報提供ページ
◆火山速報について
➜気象庁「火山速報の説明」
◆気象庁のレーダー・ナウキャスト
➜気象庁「レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)」
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