雌阿寒岳(野中温泉コース)山行報告
10月1回目の会山行は雌阿寒岳(野中温泉コース)でした。何度行っても飽きることがない雄大な景観と火山特有の自然環境。
「火口、急斜のガレ場、溶岩が流れた形跡、光を遮る背の高いアカエゾマツ 。 バラエティ豊かで勉強になる山ですね。」とは今回報告をしてくれるKさん。
ホント、その通りだと思います。
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午前8時。くしろ山岳会代表であり、本日のリーダーT氏を先頭に、総勢8名で出発しました。はじめはアカエゾマツの森を歩きます。木の根が地面いっぱいに浮き出ていて、なかなか歩きづらい。様々な段差を踏みしめて進みます。
3合目からはハイマツ帯に突入。高い木がなくなり、上空の雲も近くなった感じです。と、我々の歩く登山道に、ひょっこりとヤマバトが出現!このまま合流なのか?と思いましたが、キジ模様のヤマバトちゃんは、ハイマツの茂みに潜って行きました。ヤマバトという存在を初めて知った私は、その姿にとても感激したのでした。
5合目からは一気に視界がひらけ、山頂付近まで大きな岩が点在しているガレ場ゾーンになりました。オンネトー湖の周りの紅葉もキレイに見えます。木がなくなり風通しが良くなったと思ったら、下山してくる人は皆、上は風が強いと教えてくれました。
9合目を過ぎ、煙の立ちのぼる火口が見えても、強風でそれどころじゃなく、ゆっくり前に進むので精一杯でした。「ココハ風の通り道デス」とは言え、本気で危ない。本気で寒い。まだまだ初心者の私は、T氏と同じタイミングで防寒するんだった…と、少し後悔。すかさず山頂で上着を着ました。
風はあっても天気は良く、一本の木もない絶景の山頂にはたくさんの人がいて、大人気の山なんだなーと思いました。火口、急斜のガレ場、溶岩が流れた形跡、光を遮る背の高いアカエゾマツの群れ(ちょっと詩人 笑) 。 バラエティ豊かで勉強になる山ですね。
登りと同じコースを下山しましたが、帰りの樹林帯ではアカエゾマツの幼木が、また来いよ〜 と手を振っているようでした。(メルヘンチックか!)
そんなこんなで全員無事に下山!今度は雌阿寒岳と阿寒富士、セットで行ってみたいです。(風のない時がいいなぁ)
以上、今のところ山頂100%晴れ女が報告させて頂きました。
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来季は雌阿寒岳と阿寒富士のセット、やりましょう!
さて、降雪の便りが次々届くようになりました。次の山行は武佐岳です。コロナ禍で満足に登ることができなかった夏山シーズンを、ぎりぎりまで楽しみたいと思います。
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