大雪山系、三笠新道の定例山行

6月21日(日)上川町の大雪山系、三笠新道の定例山行を行いました。
メンバーは20代から70代の7名で、年齢層が広い当会の特徴が反映されていました。

 

三笠新道

二年前の前回は冬山の様相でしたが、今回は天気に恵まれました。
気温も10℃ほどあり、夏山の雪渓といったところでした。

昨年より、大雪高原温泉ヒグマ情報センターは大雪山山守隊の管理となりました。高原沼から三笠新道に至るまでのエリアでヒグマの監視をしてくださっているおかげで、安心して登山できる環境となりました。

三笠新道

三笠新道は、大雪高原沼から高根ヶ原に上る短縮ルートです。高原沼にヒグマが居ついたら即閉鎖。実質的に6月下旬~7月上旬の2週間ほどしか通れません。

登山道は雪でほとんど隠れているので、入山にあたっては、地図読みができることが必須です。アイゼン、ピッケルを使用するので、くしろ山岳会では参加条件を滑落停止訓練経験者としています。

大雪高原沼

前回はガスがかかって視界がなかったため、ルートファインディングがとても難しかったのですが、今回は天候に恵まれてルートが目視できました。山守隊の監視員が至る所にいてくれたこともあって、難易度が下がった印象です。

三笠新道

三笠新道から高根ヶ原に取り付き、白雲岳避難小屋、板垣新道、緑岳経由で下山です。

今回は白雲岳避難小屋の見納めでした。昭和51年に建てられ、景色の一部となっていた避難小屋は、老朽化のために建て替えられます。

まだ工事は始まっていませんでした。最後の姿を見られたタイミングに、すこしばかり感動。次に来るときは、どんな景色が見られるのでしょうか。

白雲岳避難小屋

今年は雪の少なさに驚きました。

高根ヶ原では高山植物がすでに咲き始めていました。

サクラソウ

山守隊の方の話では、今シーズンは雪解けが早いので、あと1週間ほどで三笠新道は閉鎖となるかも、とのことです。

次回の山行は、雌阿寒岳(阿寒湖畔コース)です。

 

★くしろ山岳会では、新規会員を募集しています。例会や研修会の見学も大歓迎です。興味のある方は、問い合わせフォームからご連絡ください!

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