西別岳わくわく親子登山会の報告です
第2回「西別岳わくわく親子登山会」を開催しました。
この日は雨の合間の奇跡の1日。
オホーツク海からの湿った風が雲を供給し、肩から上は低い雲に覆われていましたが、がまん坂まで展望が効いて根釧台地が見渡せたのが幸いでした。
西別岳は上空が曇っていて湿度が高い気象条件でした。
自衛隊演習場から砲弾の音がよく聞こえて、雷かと思うほど。
音は気温の低いほうへと屈折して伝わる性質があります。
普段なら上空に散ってしまう音も、上空の気温が高いと地上の方に曲げられて、かなり遠くまで聞こえるようになります。
子どもの登山会では、子どもの年齢・体力と山の難易度をマッチングするようにしています。
ガイドブックに載っているコースタイムは、標準的な体力の大人が「日帰り装備で休憩なし」で歩くことを想定した時間です。
子どもにそのまま適用するのは無理というもの。
小学生くらいの子どもと登るときは、ガイドブックのコースタイムで登り1時間以内の山(コース)を目安にし、ガイドタイムの2倍程度かかるペースで歩きます。
わくわく親子登山会も2倍のゆとりペース。
あいにくの展望でしたが、のんびりと歩きながら、おしゃべりに花が咲く賑やかな山行になりました。
日本山岳会のサイト「親子で楽しむ山登り 全国160山」には、親や指導者が、子どもを山に連れていくための知識や技術が載っています。
とても参考になるので、親子登山の前に一読することをおすすめします。
サイト内の「日本全国のおすすめコース」には、道内で黒岳、イワオヌプリ、樽前山の3山が選ばれています。
西別岳もぜひ載せてほしいですね。
★次回の定例山行は8月25日(日)羅臼岳(羅臼温泉コース)です。かなりのロングコースなので、羅臼温泉野営場で前泊し、早朝から登ります。
★くしろ山岳会では、新規会員を募集しています。興味のある方は、問い合わせフォームからご連絡ください!