トムラウシ山南沼キャンプ指定地1泊の定例山行を行いました
9月16日(日)~9月17日(月)、トムラウシ山南沼キャンプ指定地1泊の定例山行を行いました。
日本百名山に選定されているトムラウシ山は、大雪山系の奥深くにある難易度の高い山。人によっては「あこがれの山で、夢のまた夢」だと言います。
くしろ山岳会の会員は登山経験が少ない方が大多数ですので、そんな会員でも安全に登ることができるように計画しました。
ポイントは下記の通りです。
- シーズン初めではなく、ある程度山行を重ねて体力・経験がついた時期にする
- 日帰りではなく、南沼キャンプ指定地でテント泊することで体力的な難易度を下げる
- テント泊装備は、みんなで分担して一人当たりの負担を軽くする
これにより、かなり難易度が下がります。
麓のトムラウシ小中学校の子どもたちも、毎年夏にこのコースを1泊で登っているんですよ。
トムラウシ山短縮コースは、「北海道夏山ガイド」では中級とされていますが、感覚的には「上級コース」と考えていいと思います。
というのも、休憩を含まない標準ガイドタイムで登り5:00、下り3:50の合計8:50。往復距離は17.6キロにもなるからです。
体力的に厳しいのはもちろん、ガレ場が多くて道迷いしやすく、厳しい気象条件による低体温症などの遭難事故が多発しています。
日帰り山行できる人は限られているでしょう。
ではテント泊という選択肢はどうかというと、個人ではハードルが高いかもしれませんね。
共同装備としてテントや調理用具などをみんなで分担して担ぎあげ、励ましあいながら登ることができるのは、山岳会の醍醐味だと言えます。
次回は9月24日(月)東大雪の白雲山~天望山~東雲湖です。
高低差が300mほどの楽な行程を設定しました。
くしろ山岳会では、一緒に学びあう新規会員を募集しています。
ご興味のある方は、問い合わせフォームから是非ご連絡ください!