十勝岳~美瑛岳 日帰り縦走

23日は十勝岳~美瑛岳の日帰り縦走に行ってきました。

距離は16キロ、山行時間は10時間。

体力的には中級レベルですが、天候次第では難易度が一気に跳ね上がるコースです。

なので、当会では上級コースの扱いです。

十勝岳

 

この日は快晴。絶好の登山日和で多くの登山者でにぎわっていました。どこもかしこもいい景色。

十勝岳から見た美瑛町

 

こんな日の稜線歩きは「登山をやっていて良かった」と心から思います。

十勝岳から見た旭岳

 

途中、火口の噴煙が風に乗って登山道に流れてきて、硫化水素の臭いで気分が悪くなるハプニングがありました。

活火山だということを否が応にも意識させられましたが、ヘルメットをかぶった登山者は我々だけ。残念ながら、2014年の御嶽山噴火の教訓は生かされていないようです。

十勝岳でガスにまかれる

 

一帯は遭難多発エリアです。

こんなのっぺりした地形は、ガスがかかればたちまちルートを見失ったり、雨風に吹きさらしになれば低体温症の危険にさらされることを忘れてはいけません。

もうひとつ、ロングコースは水と食料摂取がカギ。万が一のときに命を左右することも付け加えておきます。

十勝岳から美瑛岳に向かう稜線

 

美瑛岳まで足を伸ばすと、噴火を繰り返している十勝岳とは植生が激変することに驚きました。草一つないレキ地の十勝岳に対して、鮮やかな緑が目に優しい美瑛岳。目と鼻の先なのにずいぶんと違うものです。

美瑛岳

 

山行のサブリーダーがまとめてくれたベアリング表です。ここまで地図読みができれば、悪天候で視界がきかなくてもリカバリーの可能性が広がります。

それにしても、よく歩きました。

十勝岳~美瑛岳ベアリング表

 

十勝連峰は縦走コースが充実しています。

今回の「十勝岳~美瑛岳」日帰り縦走は序の口で、「富良野岳~上ホロカメットク~十勝岳」、「美瑛富士~美瑛岳~十勝岳」、「美瑛富士~オプタテシケ山」、「富良野岳~トムラウシ山~旭岳」の大縦走がひかえています。

制覇できるのはいつの日か。

 

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