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10月研修会「スマホGPS活用法」よりピックアップ

登山 スマホ GPS

くしろ山岳会の10月研修会は「スマホGPS活用法」でした。

近年、若年層の登山者を中心に利用が増えているスマホGPSですが、利用者の3割近くが紙の地形図とコンパスを持たずに入山しているというデータがあるようです。

スマホGPSをメインに使用するとしても地図とコンパスは必携ですし、読図の基本がないとスマホGPSを使いこなすことができません。

電子機器ゆえの脆弱性についても、よく理解したうえで使いたいものです。

 

 

研修会では、最低限覚えておきたい「現在地の表示方法」や「地図とコンパスと組み合わせることで読図の精度を高める方法」などを学びました。

スマホGPSとはどのようなものなのか、特徴やメリット・デメリットなど、研修内容の一部をお伝えします。

 


スマホGPSとは


スマホGPSは、GPS衛星からの電波を受信して位置を特定するもので、スマホ本体に装備されているGPSと地図アプリを組み合わせて使用します。よく誤解されるのですが、携帯電波とは違います。

Googleマップのような一般的な地図アプリは、GPS衛星だけでなく、WiFiや携帯基地局からも位置情報が取得されるため、基地局のネットワークにつながらない場所=電波の入らない山中では使用できません。

ジオグラフィカやYAMAPに代表される登山用地図アプリは、ネットワークにつながらない山中で使うことを前提に作られており、GPS衛星の電波だけを頼りに位置情報を取得します。

そのため、GPSの精度は、スマホ端末に搭載されているGPSチップの性能に大きく依存することになります。性能がよくない機種であれば、受信に時間がかかったり、ログデータが乱れたりします。

正確な位置情報を確定するには、最低でも4つの衛星を受信する必要があります。衛星電波を捕捉しにくい麓や谷間では精度が悪く、頂上や尾根のように開けた場所ほど精度が上がります。

 


スマホGPSのメリットとは


登山GPS

専用のGPS端末を買おうと思ったら、5~6万円は覚悟です。スマホはほとんどの人がすでに持っているアイテムですから、初期投資が要らないのが大きなメリットです。

GPSによる位置情報取得のほかにも、電話やメールなどの通信、カメラ、記録などがひとつで済むので、装備の軽量化につながります。

 


スマホGPSのデメリットとは


画面が小さくて、地形全体の把握が難しいのが難点です。全体を俯瞰しながら細部も把握するのは、紙の地形図にはかないません。

電子機器ゆえの弱点として、壊れるリスクとバッテリー切れのリスクが伴います。

 


スマホGPSも読図が基本


スマホGPSがあれば、「地形図とコンパスはいらない」わけでも、「面倒な読図を習得する必要がない」わけでもありません。

地図アプリに表示される地図も地形図です。

現在地が画面にポツンと表示されたら、どちらに進むか、これから先はどのような地形をどのくらい行くのかなど、情報を読み取って判断することになります。

それには読図の知識が必要不可欠です。

「地図とコンパス」「スマホGPS」のどちらをメインにするかは人それぞれとしても、読図は基本中の基本です。

スマホをメインにするなら、バッテリー切れや壊れてしまったときのことを考えて、地図とコンパスも必ず持ち歩き、リスクを分散しておくことが大切です。

 

 

ここまで、くしろ山岳会10月研修会「スマホGPS活用法」から、簡単ではありますが、特徴やメリット・デメリットなどを紹介しました。

デメリットを理解しつつ、良いところはどんどん取り入れて、登山の安全性を高めていきたいですね。

 

 

次回11月6日の研修会は「ロープワーク」です。

登山で頻繁に使う結びを徹底練習します。キャンプなどのアウトドアをはじめ、庭の手入れなど、日常でも役に立ちますよ。


 

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