東ヌプカウシヌプリ 山行報告
2023年7月2日(日)
濃い霧の中を出発し山頂もガスのなか。が、しかし、下山した途端晴れ渡るという”登山あるある“でした。
でも、今回の主目的は自然観察だから、どうってことない。心行くまで観察できるように、タイムも2倍でスケジュールを組みました。
風穴では穴の中に腕を肩まで突っ込んで冷気を確認し、足元に咲く華憐な花を愛で、ガスの中でぼんやりと茶色い塊(ナキウサギ)を観察。帰り際にはガスが晴れて、凍裂も見たし、植生の反転もこの目に焼き付けてきました。
花はゴゼンタチバナ、ヒトリシズカが盛り。ヒオウギアヤメ、ハクサンチドリ、ツマトリソウ、ミヤマオダマキもありました。中でも異彩を放っていたのが、登山歴20余年で初めて見たピンクのバラ「オオタカネバラ」です。
調べてみると、冷涼な気候を好むバラで、花期が短いためなかなか出会うことが難しい植物だそう。別名「深山の妖精」。わぉ。
確かに、登りではつぼみだったのに、下山時には花開きだして、花の命が短いことを予感させました。自分としては、今回いちばんの収穫でした。
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