雌阿寒岳・阿寒湖畔コース

雌阿寒岳 阿寒湖畔コース
  • 駐車場スタート 7時頃
  • 二合目 7時50分頃
  • 五合目 8時45分頃
  • 九合目手前(撤退判断)  10時10分頃
  • 昼食休憩 11時頃
  • 五合目 11時50分頃
  • 駐車場到着 13時頃

当日の天気予報は曇り~小雨。ただ、雌阿寒岳にしては珍しく風が穏やかと予想されたことから、雨天時山行の練習もかねて、雨具・防寒着だけでなく着替えも準備した上で決行となりました。

六時半前に阿寒湖温泉某所に集合し、適宜乗り合わせて登山口へ向かう。林道はそこそこの凸凹道でした。駐車場でも霧雨で、多くの人が雨合羽を着込んでスタート。熊リスクも高い地域ですが、みんな熊鈴をつけ、熊避けスプレーも11人で5本という装備でした。

登り始めは林間の緩やかな傾斜が続く。気温は低いが、湿度が高いのと雨合羽を着込んでいるのでちょっと汗をかく。時折、自然ガイド試験に合格したばかりのOさんに、花の名前などをみんなで質問しながら、和気藹々(?)と標高を上げていきました。

標高が900mを過ぎた辺りからこのコースの名物(?)のハイマツトンネルに突入。頭上に注意しつつ足元も見ながら進むが、時々あちこちから「痛っ!」との声が聞こえる。活火山なのでみんなでヘルメットかぶってきてよかったですね~。

雌阿寒岳 ヒグマの足跡

標高1000mを越えた辺りで砂地に出る。よく見るとあちこちに大きな足跡が・・・。これって熊さんの足跡ですよね~(汗)。でかい~! 備えはしているとはいえ、改めて熊さんのいる地域に踏み込んでいることを実感しました。

本当はこの辺りでは正面に剣ヶ峯がばーんと眺められるらしいのですが、残念ながら全く見えず。というか、目の前の景色もはっきり見えません。

ちょっとのんびり歩きすぎたでしょうか。午後からは天気が一段と崩れる予定だったので、リーダーからもう少し休憩時間を短めにしてペースをあげましょうかとの声。みんなで淡々と標高を上げていく。

徐々にハイマツも高さが低くなり、風も感じるように。やっぱり雌阿寒岳、風が弱いといってもなんだかんだ吹きます。ドライレイヤーがあるとはいっても、じっとりかいた汗が少し冷たく感じます。

雌阿寒岳 阿寒湖畔コース 9合目

標高1200mを越えた辺りからハイマツもなくなり火星のような火山帯の尾根筋に出る。残念ながら眺望はゼロ。ガスが濃くなり、次第に風も強くなる。

九合目少し手前でリーダーが撤退を提案。安全第一の当会らしい、いつもながらに潔い撤退判断でした! 一同異論なく速やかに撤退。雌阿寒岳は逃げないですからね。「また山に登る楽しみが増えた~」という超ポジティブな声も聞こえ、今度は快晴の時にまた登りに来るぞとなんだか妙に納得。ガスガス&風に吹かれるなかでも、途中で昼御飯も挟みつつ、みんなで楽しく撤退しました。

途中、小雨も止み、標高が下がって気温が上がったため、みんな雨合羽を脱ぐ。しかし登山口まで降りてきたところで再び本格的な雨が降りだし、悩んだあげくにまた雨合羽着る。天候の悪化を眺め、改めてあそこで撤退判断したのは適切だったなあと思いました。

山頂を踏めなかったのはちょっと残念ですが、ちょうどよい雨天時山行練習となりました。安全第一の当会のモットーが徹底された、素晴らしい山行だったと思います。

以上

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