山岳テント設営講習会

週末は初となる山岳テント設営講習会を開催しました。

山岳テントの設営と撤収のコツを踏まえながら、2種類のテントで徹底練習。扱ったのは「自立式」「ドーム型」「ダブルウォール」の「スリーブ式」と「吊り下げ式」です。もちろん、通常時の設営だけでなく、悪天候時の設営も練習しました。

テントは寝泊りするだけでなく、悪天候や体調不良などでビバーク(緊急野営)するときのシェルターにもなります。いかに早く、確実に設営・撤収するかがカギです。

山では、テントの生地がズタズタに破れて骨組みが折れるほどの強風が吹いたり、お高い高性能山岳テントでも浸水するほどの激しい雨が降る。

それはですね、下界ではちょっと想像もつかないレベルなんですよ。強風のときは音が見えるんです。山肌に当たってこっちに跳ね返ってくるとか、わかるんですよ。いや実際には見えません。でも見える。(どっちよ)

寝ている自分の背中を風が通ってゾッとしたり(テントが浮いたということですね)、鼻先をツンツンされて「誰よ?!」と起きたらテントの天井だったり(テントが風で押しつぶされていたということですね)。夜通し降った激しい雨でテント内に小さな湖が出現していた(もちろん誰かが寝袋ごと湖に浸かった)ことも多々あります。

だから、設営時にはどんなに穏やかな天気でも、最悪の事態に備えて考えうる対策は全て講じておくのがテント設営の鉄則でございます。

今回の参加者は「知っててよかった!」「練習しておいてよかった!」になるはずで、快適なテント生活が送れるでしょう。

テントを購入するときは、通常、カタログに載っている値段と広さ、軽さ等のスペックで選ぶしかありませんが、2つの代表的なテントを実際に扱ったことで、自分の体格や山行スタイル、好みに合ったテントがイメージできたようです。

さて、くしろ山岳会の次の山行は雌阿寒岳(阿寒湖畔コース)です。深田久弥が見た景色を追いかけてみます。

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