藻琴山 山行
2/23 (日)屈斜路カルデラの北壁に位置する藻琴山へいってきました。
スキー・スノーシュー混成、メンバーは40代~60代。
低気圧がオホーツク海にあって、天候の変化を観察しながらの山行となりました。
キャンプ場入口標高610m地点の気温は、出発8時の時点でマイナス3℃。
南からの温かい空気が入り込んでいたので、先々週の熊見山のマイナス19℃と比べ暑いくらい。
出発して10分で装備替え休憩をおこない、一枚脱ぎました。
冬山で汗をかくのは、冷えや凍傷のリスクにつながります。
また、適度な衣類にもかかわらず汗をかいてしまうのは、オーバーペースともいえます。
天気予報から、低気圧が東進するにつれ急激に強い北風となり、稜線はホワイトアウトする可能性があると予測しました。
天気は標高の高いところから崩れますので、後方の雲に覆われた斜里岳(1547m)をよく観察し続けながら、風の影響の少ない「谷間地形」を進みました。
藻琴山は、道東で比較的気軽に入れる冬山としてとても人気がありますが、そんな山こそ油断しやすいので要注意。
今回の山行も、途中でみえる特徴的な地形から、現在地を特定しながら進みました。
冬山の醍醐味は道なき道を進むことですが、地形図とコンパスを確実に活用しながら登れるよう、日頃からトレーニングをしていきたいものです。
雪が重くて柔らかく、スキーでさえも埋まるあいにくのコンディション。
滑りを楽しむことはできませんでしたが、冬山シーズンの終わりを感じつつ、白銀の世界を堪能できました。
次回の山行は阿寒湖畔スキー場の奥に位置する「フレベツ岳」です。
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