武利岳の記録

今回、山行リーダーを務め、石北峠の頂上近くにある武利岳(むりいだけ)に挑戦してきました。

パーティーは2名です。

朝5時に林道の駐車スペースを出発し、序盤は、武華山分岐まで、武華山パーティーと一緒に行動しました。

林道歩きがあり、少し距離はありますが、朝の涼しい空気の中、急登もなく、とてもよく整備された登山道を登ります。

体力の消費もそれほどなく、分岐に到着し、ここからが今回の山行のメインとなります。

まずは、藪漕ぎで250m下り、次に、藪漕ぎで150m急登を登り返して武利岳の稜線の肩に上がり、さらにそこから⻑めの稜線歩きで200m登ります。

分岐から見る武利岳は、かなり大きく、大丈夫かな?と一抹の不安がありましたが、まぁ行けるだろうと自分に言い聞かせました。


最初の250m下りは、藪がうるさく、1回コースロストしましたが、下りなので、大きな問題なくクリアしました。

次に、150mの急登ですが、難儀しました。体力に余力はあるはずなのに、全然登れませんでした。

スライドするパーティー、後続パーティーのスピードに唖然としました。

下山後考えましたが、武利岳を攻略するには、あのスピード感が必要なんだと思い知らされました。

難儀して、稜線の肩に上がりましたが、急登でほとんどの体力を消費したことに気づきました。

加えて、肩から武利岳ピークまでは、アップダウンの連続で、距離はかなりあり、その光景にメンタルがやられました。

同行のKさんの状況を確認すると、靴擦れから足が不調とのこと。

この時点で、山行開始から5時間が経過しており、ピークに行けたとしても、往復12時間以上掛かるのは間違いない状況で、体力の消耗、水、食料、日没時間を考慮し、潔く撤退を決断しました。

当日は快晴で、稜線を歩けたのなら、表大雪、北大雪、その他名だたる山々がぐるっと見渡せたことと思います。

行動時間:9時間半、距離:およそ14km、累積標高:およそ1300mアップで、1つもピークを踏めませんでした。

Kさんからは、「二兎(武利、武華)追う者、一兎を得ず」と名言が出ました。笑

トレーニングして、できれば来年再挑戦したいと考えています。Kさんも行くはずです!!

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難儀した話をよく聞く山です。ここには何かある。

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