瑠辺斯(ルベス)岳山行報告

るべす岳

瑠辺斯(ルベス)岳スノーシューハイクの報告です。

今季はスノーシューハイクが空前の充実ぶり。この日もたくさんの会員が参加して、賑やかで和やかな山行になりました。

瑠辺斯(ルベス)岳は釧路からやや距離があるものの、駐車場からのアクセスが良くて急登なしの初級レベル。くしろ山岳会の会山行として毎年リピートしたくなるお山でした。今回はあいにくの天気でしたが、晴れていれば斜里岳が目前にドーンの絶景も期待できます。

報告は今シーズンから冬山スノーシューデビューしたIさん。冬山は夏山以上にやることがいっぱいなのに、そこに加えて記録係を担当。一生懸命な様子が伝わってきます。

************************

2022.3.13(日曜日)

お天気:曇り

参加者:10名(男性7・女性3)

3月に入り足早に春の気配を感じさせる前日の雨と、会長より「ルベス岳の記録」をお願いすると言われた不安と緊張で朝を迎え、Nさんと一緒に5:20目的地に向けて出発しました。

集合は、7:45に金山スキー場近くのチェーン脱着場。そこで車を減らし、そこから12キロ先の根北峠パーキングエリアへ移動です。

お天気は曇り、先程のチェーン脱着場よりグーンと気温が低い事を肌で感じます。

各自準備を整え、会長が幾つかの注意点(状況に合わせ脱ぎ着を行う。遠慮なく言う事)等と地図とコンパスで目的地の確認を行い、SLを先頭に女性3名が続き最後尾にLで8:15出発です

トレースの無い雪山を先ずは、電波塔を目指し歩きだしました。時折、SLと経験豊富なTさんでコースの確認をしながら進んでいきます。

るべす岳

その間私は、スノーシューで斜面を登る、下る、平行に移動する事に一生懸命。

雪をまとった白樺の木々の美しさや、大きく曲がった木、クマゲラがつついたと思われる木、木々の間から垣間見る景色を楽しみ、ふと昨日YAMAPでダウンロードした地図を開くのをすっかり忘れていた事に気づくのでした。(^_^;)

9:05 そろそろ体温が上がりアウターレイヤーの調節が必要な頃485ピークに到着です。

レイヤーの調節を兼ねて休憩をとり先へと進みます。まだまだ未熟な私のスノーシューの扱いに、OさんとTさんからコツを教えてもらいながらの登山でした。雪の表情の変化で山の地形が変わっている事を感じ、コル(鞍部)、雪庇、表層雪崩、全層雪崩、木々についている霧氷でどちらが風上か風下か、地図の記号クイズを楽しみながら、10:00 659m山頂に到着です。

るべす岳から見た斜里岳

ここで再び地図とコンパスで位置確認です。全員が真剣な表情で取り組んでいるのを見て、私が一番習得したかったのは地図読みとコンパスの使い方だったな~~っと思い出したんです。

10:20山頂より少し下がったところで休憩です。スノーシューを付けたままの状態で座るのは、ちょっとコツがいるのかお腹の肉が邪魔で仰向けになりかけてしまいました。でもそこから見た空もとてもきれいでした。

るべす岳

10:45登ってきたコースより斜度が緩やかなコースを選びながらの下山開始です。

るべす岳

11:30 485ピーク遠くにスキーを楽しむ方を見ながら12:00無事に根北峠パーキングエリアに到着です。

だんだんと青空が見えてきましたが、とうとう斜里岳のお顔を見る事はかないませんでした。

沢山いろいろ聞いたけど車に乗ったらあらっ? あの植物の名前は「サルの尾???」

どうして簡単に忘れるのでしょう。そんな年頃の二人で大笑い!帰りの道では、青空の下山々が綺麗に見えてNさんと車中「キレイ!」の連呼でした(笑)

次の山行が楽しみです。        

**********************

どう見てもおぼろ昆布にしか見えないあの植物は「猿尾枷(サルオガセ)」だそうです。

次回は海別岳。左にオホーツク海、右に斜里岳を望む絶景の山ですよ。

 

くしろ山岳会では新規会員を募集しています★

  • 仲間がほしい
  • もっと難しい山に登ってみたい
  • 知識や技術を習得したい

例会や研修会の見学も大歓迎です。ぜひお問合せください!!

問い合わせフォーム

 

コメントは受け付けていません。