海別岳 山行報告

冬山シーズンの最後を飾ったのは知床半島の付け根に位置する「海別岳」です。

夏道のないこの山は冬がメイン。

右に斜里岳、左にオホーツクの流氷を望みながらの尾根歩きは、どこを見ても絵になる景色の連続です。

この日も大勢の登山者でにぎわっていました。

今回の山行で初めて本格アイゼンを実践装着したボーダーKさんからの報告です。

海別岳

 

  • 山行日 2021年3月28日(日)
  • タイム  7時間34分  
  • 距離   12.6km
  • 標高差  登り1200m 、下り1219m

 

出発から数十分歩いた所に、熊の足跡がありました。

冬眠から目覚めたようで、知床の山なんだと実感しました。

海別岳 ヒグマの足跡

林道歩きでは、エゾリスやコガラが可愛い姿をみせてくれて和やかなハイクになりました。

エゾリス

森林限界を越えると流氷と斜里岳を見ることができ最高のロケーションに感動。

海別岳から見た流氷

海別岳から見た斜里岳

標高660m地点で、カリカリ斜面、スキーをデポしアイゼンに履き替えました。標高980mから風が強くなり、ボードを担いでの歩行は危険なので、ボード組はここで板をデポしました。

海別岳

ニセピークは、風速約25mの爆風のためピークへ行くのは断念しました。

下山は、ピッケルとアイゼンで耐風姿勢をとりながら進みました。

一瞬、突風で身動きがとれなくなるほどでした。

海別岳 爆風

滑走は、水分を多く含んだ雪で板が滑らず、雪にはりついたようでした。

樹林帯では、木々が密集しており、ボーダーがトラバースしていくのは大変でした。

海別岳スノーボード滑走

今回の山行で、ピークまで行くことはできませんでいたが、爆風体験はとても良い経験になりました。

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スキー・スノーボードがメインの冬山はこれにて終了です。4月は総会、そして屋内でのクライミングと続きます。

 

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