オンネトー湯の滝ハイキング報告
4月25日は残雪の残る雌阿寒岳オンネトーコース予定でしたが、
低気圧の影響により現地判断で麓のハイキングに変更しました。
山の天気は現地にいってみないとわかりません。中止にするのは簡単ですがあえて悪い状況で歩くというのも、多少の悪天でも歩くことのある縦走などでの対応能力がたかまるのではないでしょうか?
昨年度関東地方より転勤で入会された、赴任中道内の山を巡りたいというOさんからの報告です。
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当日は7:30オンネトー登山口集合でしたが、車で釧路から向かう途中、阿寒湖の手前あたりで雨から雪に変わりました。
オンネトーに向かう林道も、うっすらと積雪。風も強く、結局、雌阿寒岳登山は中止となり、代わりに、片道1.5キロ程にある湯の滝往復ハイキングとなりました。
服装を整えて、7:30に計4人で出発。開けていた駐車場では強く吹いていた風も、湯の滝に向かう樹林帯の中では、それほどでもなく、ある意味快適(?)なライトトレッキングとなりました。
途中、トドマツやエゾマツの倒木更新について教えてもらいながら、歩くこと40分。樹林帯を抜けて急に開けた場所に出て、湯の滝に到着しました。
滝は上部と下部の2か所に分かれていて、滝の周辺は黒い地質が露出しています。
これはマンガンで、地表に露出している場所は極めて珍しいということで、国の天然記念物に指定されています。
傾斜は急でしたが、上部の滝の上まで到達。雌阿寒岳方向を見ると、溶岩が流れてできた崖の地形がよくわかりました。
水は少しなま温かい程度で20数度位でしょうか。吹き曝しの崖の中腹は風も強く、15分程度休憩して、来たルートを戻り、9:15には駐車場に戻りました。
その後、同じメンバーでオンネトーを反時計回りに1周しました。
1月上旬に山岳会のスノーシューハイクで来た時は、湖面は完全に凍結していましたが、すでに氷は全て融けており、エメラルドグリーンの美しい湖面を見ながらの1時間余りのライトトレッキングとなりました。
ルートは雪が数センチ程度積もっており、滑りやすいところもありました。
残念ながら、雌阿寒岳・阿寒富士の雄大な山容を眺めることはできませんでしたが、夏・冬・春とその季節ごとに違う表情を見せてくれるオンネトーを楽しむことができました。
10:30に駐車場に戻り解散。
雌阿寒岳登山はできなかったものの、さまざまな自然の表情を楽しむことができたトレッキングとなりました。
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いよいよ夏山シーズン本格稼働。
5月は東ヌプカウシヌプリ、武佐岳を予定しています。
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