10月9日 沢遡行
参加者5名
7:10出発 13:20到着 総距離7.2km
晴天 出発時気温4℃ 日中15℃
今回の沢遡行は初級向けコースです。
沢といえば事前研修が条件だったり、沢装備が必要だったりとハードル高めですが、今回はこれらの条件がなく、しかも長靴でもOKということで、深い川ではなさそうと思い参加しました。
私とNさんは記念すべき初の沢遡行です。
バリエーションルートに緊張しつつもワクワクしながら進むと、すぐに川が現れました。
想像していたものよりずっと小さく、浅く、緩やかで綺麗な川でした。
透明な水が火山灰の地面によりうっすら白く見えて、登りは綺麗な川の印象でしたが、下りは真っ白く濁って見えました。
途中、鉄の成分を含んだ錆びのような色の水も現れ、半分白、半分オレンジ色の川と化している所もありました。真っ黒な部分もあったり、ボコボコ吹き出てる所も。
この川だけでも来て良かったと思える程でしたが、普段よく見る松の木やシャクナゲも、川とのバランスがまるで日本庭園のようだったり、岩の上に小さく盆栽のように佇んでいたり、自然が作り出す造形美というものを堪能できました。
そして全員が最も釘付けになったのが、川によって削られた溶岩の壁でした。
鍾乳洞のように水が滴り、太陽の光に照らされた苔もキラキラと綺麗で迫力ある景色に、何度もスゴイ!を連発しました。
ずっと見ていられる景色でしたが、今回は時間になったら引き返すことになっており、10:30頃にちょうどいい滝が現れ、ここで休憩をとり戻ることになりました。
(私には行き止まりに見えましたが、Tさんは軽々と登っていました。さすがです)
勿論ただ綺麗な景色を見ただけではなく難所もありました。(難所と感じていたのは私だけかもしれませんが)
序盤は傾斜も緩く余裕がありましたが、奥に進むにつれて沢山の倒木で足場も悪くなり、跨ぐ潜るの繰り返しで、滑ったり、埋まったり、木に頭をぶつけたり(Nさんのヘルメット推進に強く賛同致します)、登山道がいかに歩きやすいかを思い知らされました。
また、相当のクモの巣が張っていたようで、これに関しては先頭のYさんだけが苦労した点です。終始枝を振り回し格闘してくださったおかげで、後ろの私は快適でした。ありがとうございます。
最終的には服もザックも泥だらけになりましたが、素晴らしい景色の中とても気持ちよく楽しい山行となりました。
この秘境をあまり教えたくない気持ちもありますが、またこのコースの山行計画があれば、その時は是非皆さん参加しましょう!!とてもオススメです。
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山岳会に代々伝わる秘密のルートでした。
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