熊見山・労山熊見山報告書

日程:2024年2月25日(日) 晴れ(途中ややガス多し)

参加者
 【シュー組】Y(リーダー),K,F
 【滑走組 】T(サブリーダー),Y,M,T(記録)
距離
 片道 熊見山 約2.5km 労山熊見山 約3.9㎞

コースタイム
 出発(7:55)➡熊見山ピーク(9:45)➡労山熊見山ピーク(10:45)
 ➡下山開始(12:00)➡駐車場(13:30)

<目的>
 今回、滑走組は熊見山まで。シュー組は労山熊見山までと、装備違いでピークを目指しました。シュー組が労山熊見山を往復する間に、滑走組がBCを楽しむ計画です。

<スタートから>
 無線・ビーコンチェックを済ませ、いざ出発。朝日のまぶしさを感じながら進みますが、ガリガリの斜面です。シュー組は歩きやすかったと思いますが、スキーでジグる時やトラバースの時はエッジがかかっても歩きづらい。シールが板と同じ幅ぐらいあれば、なおエッジがかかり難く苦労します。50mほど登ったところで、Yさんが足下がおぼつかないためリタイヤすることになりました。しかし、知らない間に・・・。

<稜線上から>
 ほぼ風はありません(日勝峠では珍しい)。晴れていますが、ガスが増えてきます。ただ稜線からの景色は、十勝平野が一望できとても良いです。雪庇が成長してますが、そこは踏み抜かないよう慎重に進みます。今回Mさんは、ボードを引いて運搬する方式を採用しました。登りは重力でボードは下向きになりますが、下りはバタつきます。途中Fさんがボードを引っ張ってくれるようになり、バタつきは解消。MさんとFさんが見える糸で結ばれた瞬間でした。

<熊見山山頂到達>
9:45熊見山到着。コンプレッションテストを実施し弱層と雪質チェックです。ここ数日暖かかったため、ザラメ層が大きく成長しています。タイミングによっては雪崩る危険性も・・・。慎重に滑走することになりました。シュー隊は、労山熊見山へ出発します。

<労山熊見山到達>
 シュー組は10:45山頂到達。熊見山より雲量は少なく、絶景だったとのこと。Fさんの満面の笑みと絶叫がこだましたそうです!滑走隊に気を使って、山頂でゆっくりしていたそうです。夕張岳が美しい。今年、金山コースを攻めたいですね(笑)。

<鉄人現れる!!>
 そのころ滑走隊は、少ないパウダーですが滑走を楽しみました。パウダーが少ないといってもBCは楽しめます。滑走後は、シールを再び貼り、登攀開始。これが結構足にきます。休憩と補食タイムになりました。すると白いパンツのスキーヤーがひとり、こちらに向かってきます。何とYさん!いったん下山したのち、シールを貼り直して追いかけてくれました。その根性に脱帽です。鉄人の称号が与えられました。しばらくするとシュー隊が降りてきて再会。これで全員が揃いました。

<エピローグ>
 稜線上は、シュー組と滑走組は並べるのですが、斜面は滑走組が先行します。そのスピードは3倍以上(赤い彗星以上)です。一足先に滑走組は駐車場到達。13:30、全員が無事に戻りました。目的は達成され、次回にむけて
①スキーでの登攀に、スキーアイゼンを用意したい。
➁混成隊の編成はできるだけ避けたいなどがあげられました。
 日高の稜線を経験できただけでもありがたい。志を同じにした岳友たちとの山行は、最高のものになりました。

***************

編集後記

新雪の下はまるでガリガリ君アイスのような雪質でした。スキーアイゼンは今まで3月の海別岳でしか使ったことがありませんでしたが、気候の変化のためか常に使う道具になりつつあると感じました。毎回コンプレッションテストで雪の観察を行っていると、天候の記録が蓄積されているのがよく分かります。雪崩は必ず起きる、臆病なくらいな気持ちで丁度よいと考えて行動したいですね。

***************

当会の理念に共感し、ともに登山を楽しみ、学び、会を育てていくお仲間になってくださる会員を募集しています。初心者ベテラン問いません。

仲間がほしい

もっと難しい山に登ってみたい

知識や技術を習得したい

冬も挑戦したいけど自分一人では不安

例会や研修会の見学も大歓迎です。ぜひお問合せください!!

問い合わせフォーム

コメントは受け付けていません。