地図読み研修会
「地図読み研修会」を開催しました。いつもは月例会のあとに数回に分けて開催していますが、今回は日曜日の午後いっぱいかけて、じっくり学ぶ拡大版です。
分からないことや間違ったことはできるまで繰り返し練習して、読図の基本を一気に押さえました。
内容は主にこんな感じ。
- 地形図の見方
- 磁北線の引き方
- コンパスの使い方
- 現在地や進行方向の割り出し方
- コンパスをセットして実際に歩く
地形図に磁北線を引くところから始めて、現在地を割り出したり進行方向を導き出す実践まで。ひっかけ問題もありましたよ。
最初のうちは混乱していた人も、実際に手を動かしていくうちに要領を得ていく。繰り返し練習して体に覚えさせるのが、読図の技術を習得する唯一無二の方法なのだと再認識させられました。
と、ここで「スマホの登山用GPSアプリがあるのに、なぜ地形図とコンパス?」と思った方。
登山用GPSアプリ「ジオグラフィカ」の開発者はこう言っています。
”GPSを正しく使いこなすには、地図を読めなくてはいけません。GPSがあっても読図とコンパスの技術は必須です。GPS とは、極論すれば『現在地を教えてくれるだけ』の道具です。”
登山用GPSアプリを使いこなすためにも、基本の地形図とコンパスによる読図を習得する必要があるのです。
ちなみに「紙の地形図とコンパス」「スマホの登山用GPSアプリ」の2つを使いこなせるようになれば、読図の精度は格段に向上します。
当会の冬季登山やバリエーションルート山行では、2つを組み合わせてルートファインディングするのが通例になってます。
夏の尾根道だけじゃなく、いろんなスタイルの登山がしたい人は、ぜひ読図をマスターしましょう。登山のフィールドが広がって面白みが倍増します。
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さて、今は登山の端境期ですね。こんなときは技術を学ぶチャンスとばかり、研修会が続きます。くしろ山岳会の次の活動は「遭難対策訓練」です。
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