遭難対策訓練

遭難対策訓練を行いました。

山岳遭難事故要因の第2位で、全体の33%(R3年度)を占めるのが転滑落です。もしも仲間が滑落したら…その時必要になるのが、搬送や引き上げなどのセルフレスキュー技術。訓練では、ロープによる確保技術と引き上げシステムを徹底的に実践しました。

メニューは以下

①ロープをピンと張る方法

  • トラッカーズヒッチ(ロープだけでおこなう)
  • ガルーダヒッチ(カラビナ2個使う、解除難しい、重い)、
  • カラビナ+マッシャー(戻りあり、マッシャー効くまでタイムラグあり、マッシャー効かないリスクあり)
  • ビレイデバイス(実験でやってみましたが、抵抗がつよくロープがたるむ不具合あり)
  • セルフジャミングプーリー(最強)

②引き上げシステム
2,3,5,6(2×3)倍

③ロープ背負い搬送

④懸垂下降、ムンターヒッチによる懸垂

今はネットをはじめとして情報があふれていますが、見るのとやってみるのでは大違いですね。巷では良いとされている方法も、実際やってみると癖があってやりにくいとか。手を動かして初めてわかることがたくさんありました。

訓練は、朝8時から始まって、日が暮れだして寒さに耐えられなくなったところで終了。何度も練習したものの、帰路につく途中から、こぼれ落ちるように頭から抜けていきます。復習に次ぐ復習で体に落とし込みたいと思います。(By NT)

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さて、次は冬山のキックオフ登山です。雌阿寒岳・野中温泉コースに行ってきます。

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