登山に欠かせない「地図とコンパスによる読図」の研修会を行いました
くしろ山岳会では、月1回の例会開催に合わせて、登山の知識や技術を深めるための研修会を行っています。
5月の研修会は、苦手意識を持つ人が多い「地図とコンパスによる読図」基礎編です。
- コンパスは持っているけど、使い方がわからない
- 25000分の1地形図の見方がわからない
- 必要性は分かっているけど、苦手でなかなか覚えられない・・・
その気持ち、わかります。
スマホGPSでいいじゃないか!?と思いますよね。
ですが、残念ながら、地図とコンパスによる読図の基礎ができていないと、便利な機器も使いこなすことができないのが現実です。
登山における遭難原因の第1位は「道迷い」。遭難原因の約4割を占めています。
道迷いしないために、地図とコンパスを使って「現在地を把握する方法」と「進行方向を割りだす方法」の2つは、最低限覚えておきましょう。
今回は、定例山行で予定している「アポイ岳」の地形図を使い、実践に即した内容で研修会を行いました。
1.25000分の1地形図の入手方法
ネットでダウンロード購入できる便利なサイトの使い方を紹介
2.磁北線の引き方
どのように、どれくらいの間隔で引くと良いか、考えながら実践
3.基本的なコンパスの使い方
進むべき方角を地図から割り出す
遠くに見える山の角度を調べ、地図で名前を調べる
4.地形図の見方
地形図から沢地形と尾根地形を読み取る
5. 現在地の割りだし方
山頂や高圧線などのランドマーク1点から調べる方法と2点法(クロスベアリング)の練習
6.進行方向の割りだし方
進行方向が大きく変わる地点を例にして練習~コンパスの操作ミスも体験してもらいました
研修会の参加者は「へぇ~これは知らなかった!」と、読図の面白さを実感したようです。
嬉しいことに、6月開催の「地図とコンパスの使い方【応用編】」も「楽しみにしています」とのこと。
今回学んだ地図読みは、アポイ岳の定例山行でさっそく実践します。
実際のフィールドと照らし合わせて理解を深めていきますよ。
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