5月研修会「地形図の読み方」を開催しました
5月の研修会はくしろ山岳会名物「地形図の読み方」です。
地図とコンパスを使う「地図読み」でもっとも基礎となるのが、地形図を理解すること。
その手助けとして、色えんぴつやマーカーで、沢地形や尾根、等高線に色をつけ、地形図を読み込んでいきました。
手間をかけることで得られる情報量は、地形図を眺めるだけとは雲泥の差。頭のなかにしっかりと地形図が刻み込まれます。
さて、地図とコンパスを使った地図読みは、登山をする人なら誰でも必要性は感じているはずですが、実際にできる人はほんの一握りです。
習得に時間がかかるうえ、教えてくれる場所もそうありません。
地形図が簡単に手に入らないのも、ヤル気をくじく要因のひとつ。
ということで、研修会では、ネット上で地形図をダウンロード購入できる国土地理院の「電子地形図25000」の使い方も講習しました。
「電子地形図25000」を利用すれば、書店に行く必要もないし、送料もかからず地形図が手に入ります。
「明日は快晴、山に行かなくちゃ!」と思い立ったら夜中だろうとすぐ買えるし、紙の地形図とは違って自由に範囲を決められるので、ものすごく便利です。
ただし、ちょっと操作がわかりにくい。
そのうえ、ダウンロードしたデータをコンビニでプリントする段階で、とんでもなく多機能なプリンターを前に挫折する人が続出してまして、今回はプリントのマニュアルも作りました。
これで、読図技術の習得への道がちょっと整備されたかも、と思います。
今回の研修会には2名の見学者がいらっしゃいました。
登山を始めて3年以下、山にすっかり魅了されつつ、単独登山の限界を感じているとのこと。25000分の1地形図は初めてご覧になったそうです。
安全登山のために、ぜひ今回の研修会内容をご活用いただけたら幸いです。
いよいよ夏山シーズン到来。
くしろ山岳会の今月の山行は、期間限定の山「知西別岳・羅臼湖ハイク」と花の「アポイ岳」と続きます。
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